刺繍作家 高嶺 尚子

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日記

2023.01.25

父の時計

小3のむすめは社会科の授業で、「かわる道具とくらし」というテーマで学習をしています。むすめは「時計」を調べることに決めたそうで、祖父・母・現在の3つの時代に分けて「時計とくらし」について調べるんだと言いました。

わたしの父が30年以上前に手に入れ、その後30年間使ったという腕時計を借りました。父はわたしが幼稚園の年中の途中から小2の冬まで、外国に単身赴任をしていました。その当時から使っていた腕時計だそうで、その頃の話も少し聞くことができました。わたしが知らなかった父の数年間を少しだけ知ることができて、わたしは嬉しかったです。

遡って、父が大学生の頃の話や街の様子まで話を聞けて、腕時計1つからたくさんのことを知れた気持ちになりました。むすめはとにかく真剣にまとめていましたが、わたしは久々に父とじっくり話した充実感がありました。