刺繍作家 高嶺 尚子

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日記

2022.06.17

わが師の恩

友達が繋げてくれて、わたしの個展に中学校の時の部活の顧問の先生が訪ねて来てくださいました。恐らく中学卒業ぶりにお会いしたと思います。

わたしは当時バレー部に所属しており、レギュラーではありませんでしたが、部活をやるために学校へ行くという中学生活を送っていました。心身共に「根性」が植え付けられたのはこの頃の毎日があったからだと思います。おかげで、浪人生の時も社会人になっても投げやりになる事なく、一つずつやり遂げられたのだと信じています。

それ程までに自分の人生に関わってくださった先生に、わたしは薄情な人間で年賀状も送らず過ごしてきました。どの学校の卒業式でも泣いた事はなかったと思います。(中学は少し泣いたかもしれません)高校の卒業式に至っては、みんなが「仰げば尊し」を歌う中、芸大受験やその先の浪人生活のことで頭がいっぱいだったという記憶しかありません。

卒業したら次の生活を頑張るという事を繰り返して、ここまで生きてきました。そんなわたしに、先生は心からの笑顔でわたしをたくさん褒めてくださいました。

展示が終わってから、先生に今までの非礼を詫びる手紙を送りました。先生からのお返事には、教え子の活躍はとても嬉しいと、書いてありました。まだ教え子といってくださる事にもとても感動しました。また先生とお会いできるように頑張ろうと思います。

今の日常の中でむすめに尽くしても、少しも感謝されてないな〜と内心荒ぶる自分を恥じる気にもなりました。これから、むすめに対してあとほんの少しだけ懐が大きくなるかもしれません。