刺繍作家 高嶺 尚子

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日記

2022.06.12

感謝のその先

個展が終わって、約2週間が経ちます。お買い上げいただいた絵の配送や受け渡しが終わり、本当に全部終わったんだなという感じがしていました。

そんな中、お買い上げくださった方から、絵を飾ったお写真や、ご家族と絵にまつわるエピソードなどのメールをたくさん頂戴しております。また、見に来てくれたむすめのお友達が、学校の宿題の日記にわたしの絵のことを書いてくれた話も何度かお聞きしました。

見に行きたかったけれど、見に行けなかったんだとご丁寧に連絡をくれた方々。次は必ず見に行く!とおっしゃってくださる方々。スマホで撮影したわたしの絵を、我がことのように誇らしげに他の方に説明してくださる方々。感謝の気持ちを通り越して、本当に胸がいっぱいになります。

この個展では、友達が繋げてくれて、中学生の時の恩師と再会することも出来ました。全然違う歳にそれぞれ友達になった2人が、たまたま同じ日の同じ時間に訪ねて来てくれて、その友達2人の名前と年齢が同じだったという奇跡的なこともありました。マスクと前髪で顔の大部分が隠れているわたしを見て、「20代かと思ってたわ!!」と声をあげて驚いてくださった方もいらっしゃいました。そのお言葉、わたしは忘れません!

奇跡的な事も、皆さまの暖かなお気持ちも全部全部忘れずに、皆さまにこの感動を少しでもお返ししていけるように、これからも刺繍に励みます。良い絵が描けるように、日々を丁寧に送ろうと思います。
本当に皆さま、ありがとうございました!!