刺繍作家 高嶺 尚子

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日記

2020.05.18

双葉先生

 

先週、小学校からアサガオ栽培セットを持ち帰り、むすめと種を撒きました。そして日曜日の朝、芽が出ました。

 

観察絵日記に双葉の絵を描くため、むすめは夫と一緒に椅子を並べて、出てきた双葉を眺めていました。一緒に撒いた6粒の種が同時に発芽しないのはなぜか、5本出た芽にも成長の差があるのはなぜか、夫に質問するむすめの声が聞こえてきました。

 

人は体が大きかったり、小さかったり、背が低かったり高かったり、みんな違うのはなぜなのか。双葉を前に話を続ける2人を横目で見ながら、アサガオから学べることは大人が思うよりたくさんあるのだろうなと思いました。

 

子供の頃、自分がアサガオ栽培をして、今も記憶に残ってることといえば、種が入っている袋はものすごく乾いてるんだなと思ったことしかありませんが、当時は何か大切なことを学んでいたのかもしれません。