刺繍作家 高嶺 尚子

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日記

2020.02.25

刀と針

 

昨日、むすめの入学グッズに付ける飾りを作りました。作っている間、むすめと夫はかくれんぼをしたり、キーボードを弾いたり、賑やかに遊んでいました。

 

お昼につけたテレビがそのままになっており、その流れで始まった時代劇を見ました。わたしは時代劇が好きで、むすめが生まれるまでよく見ていました。久しぶりに見た時代劇の主人公は、敵の幹部が「あやつは、化け物か」と言うほど、ものすごく強く、木の上に潜み主人公に突然襲いかかった敵の雇われ忍者が、気の毒になるほどでした。

 

完全によそ見をしながら、飾りを刺繍したため、指に針をブスリと刺し、血が出ました。劇中で繰り広げられる殺陣シーンでは一滴の血も流れていないのに、場外にいるわたしだけ血が出ています。製作中に時代劇をチラチラ見てはいけません。