刺繍作家 高嶺 尚子

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日記

2020.02.09

ランチタイム

 

むすめの幼稚園は、お弁当か給食かを選ぶことが出来て、むすめは週3日お弁当を、残りの2日間は給食を食べています。

 

2月中旬になり、幼稚園にお弁当を持って行く日も残り少なくなってきました。幼稚園で初めてお弁当を食べた日、むすめは涙が出てしまい、先生に唐揚げを口まで運んでもらいようやく食べ始めることができましたと、担任の先生からお手紙を頂いたことを思い出します。

 

秋頃から、幼稚園では毎朝、クラスにある保温庫にお弁当を入れて、子供たちは温かいお弁当を食べます。先日、むすめは初めてリュックからお弁当を出し忘れ、忘れてしまったことの悲しさとお弁当の冷たさが重なり、「お弁当を食べながらね、涙がね〜、目のところから出ちゃうぐらいギリギリのところまであってね、目が痛かったんだよ。」とそのときの気持ちを話してくれました。

 

いろいろな状況の中で、むすめなりに折り合いをつけて、3年間成長してきたんだなと思うお弁当のエピソードでした。親が知らないところで、泣いたり泣くのを我慢したりという、むすめの話を聞くと、胸が痛くなるのは3年前も今も全く変わらないよなとも思います。(蟹の絵はむすめのリクエストです)