日記
2020.02.06
友だちからのお薦め①
友人に薦められた、奥田英朗さんの「ナオミとカナコ」を読みました。
わたしにはむすめがいます。夫と2人でむすめを守っていかなければならないので、主人公のように、友だちのために自分の人生の全てを懸ける事は出来ません。でも、お互いの身に起きたことを一緒に笑ったり泣いたり出来る大切な友だちはいます。そんな友だちの顔をワーッと思い浮かべてしまうような読後感でした。お話の終わり方も、個人的にすごく好きな終わり方でした。
奥田英朗さんの作品がすごく好きです。奥田さんの話の中には、「おくび」という言葉が度々出てきます。「おくび」がどういうものなのか分からず、調べました。意味も理解し、作中で擬似体験のような感覚も何度も味わいました。奥田さんの話は大好きですが、実生活の中でそのような状況に追い込まれることのないよう願うばかりです。