刺繍作家 高嶺 尚子

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日記

2019.04.26

スタートライン

 

わたしの夫は会社員です。今はほとんど絵は描きません。

美術予備校で出会い、浪人時代は毎日同じ教室で絵を描いていました。わたしの知ってる人の誰よりも絵が上手く、憧れを通り越して純粋に、上手くていいな〜と思っていました。今も夫の描く絵が好きです。

わたしはスケッチや刺繍も含めると、大体毎日何かしら描きます。すごく面白いと思ったときや心が動いたときは、絵を描いて体や頭の中からその感情を出して、眺めたくなります。

最近、夫とそんな話をしていたら、夫が絵を描きたくなる動機が全然違うことが分かりました。夫は感情はあまり関係なく、ただただ物体の形を正確に捉えて、そのものを正確に描きたい、形を追うことに喜びを感じると言いました。

夫のような絵を描いてみたいと思い続けて約二十数年、そもそもの出発点が全然違いました。理解は出来ましたが、わたしにはその感覚がないので、永遠の憧れで終わるんだな〜